突然のことで、何から手をつければよいか分からない。
そういう状況でこのページをご覧の方へ、順を追ってお伝えします。
先に、要点をまとめます。
・まず警察の許可が出るまで、室内に立ち入らないでください
・費用は間取りと状態で大きく変わります。1Kで10万円〜が一つの目安です
・近隣に知られずに作業する方法があります。無地の車両、時間帯の配慮など
※当サイトは清掃業者ではなく、費用の目安や業者選びの考え方をお伝えする情報サイトです。金額は相場の目安であり、確定金額は現地確認後に決まります。
発見から原状回復までの流れ
■ 1 / やること 警察による現場検証 / 担当 警察
■ 2 / やること 遺体の搬送・検視 / 担当 警察・葬儀社
■ 3 / やること 室内への立ち入り許可 / 担当 警察
■ 4 / やること 特殊清掃の見積もり / 担当 清掃業者
■ 5 / やること 消臭・除菌・汚染部の除去 / 担当 清掃業者
■ 6 / やること 遺品整理 / 担当 整理業者
■ 7 / やること 原状回復(内装工事) / 担当 内装業者
3の許可が出るまでは、室内に入れません。 焦らず、警察の指示に従ってください。
費用の目安
■ 1K・1R / 費用の目安 100,000円〜
■ 1DK・1LDK / 費用の目安 150,000円〜
■ 2DK・2LDK / 費用の目安 250,000円〜
■ 3DK以上 / 費用の目安 350,000円〜
これは特殊清掃部分のみの目安です。遺品整理と原状回復は別途かかります。
費用が上がる要因
・発見までの日数(最も影響が大きい)
・季節(夏場は進行が早い)
・汚染の範囲と、床材への浸透
・害虫の発生状況
・原状回復の範囲(床下・壁内まで及ぶ場合)
なぜ専門業者が必要なのか
一般の清掃では対応できない理由があります。
・臭気は表面清掃では取れません。建材に浸透するためです
・感染症のリスクがあり、防護装備と専門的な除菌が必要です
・汚染された建材の適切な処分が求められます
・専用の機材(オゾン脱臭機など)が要ります
自力での対応はおすすめしません。 健康上のリスクがあり、結果として二度手間になることが多いためです。
立場別の進め方
ご遺族の場合
1. 警察の指示に従い、許可を待つ
2. 賃貸なら管理会社・大家へ連絡(早いほど良い)
3. 相続の方針を確認する(遺品整理はいつから)
4. 特殊清掃と遺品整理をまとめて相談する
⚠️ 相続放棄を検討している場合は、費用を負担する前に専門家へご相談ください。 支払いや遺品の処分が「相続の承認」とみなされる可能性があります。
大家・管理会社の場合
1. 相続人を確認し、連絡を取る
2. 連絡がつかない場合の手続きを確認する
3. 原状回復の範囲を清掃業者と協議する
4. 孤独死保険に加入していれば、保険会社へ連絡
近隣に知られずに作業できますか
はい、配慮している業者があります。遺族や大家さんが、いちばん気にされる点です。
・社名の入っていない無地の車両を使う
・人目の少ない時間帯を選ぶ
・作業員の服装を通常の作業着にする
・搬出物を段ボールに入れて中身が見えないようにする
可否は業者により異なるため、相談時にご希望をお伝えください。
業者選びで確認すべきこと
・見積もりの内訳(清掃・消臭・処分・原状回復の区分)
・消臭作業の保証があるか(臭いが残った場合の再施工)
・一般廃棄物収集運搬の許可の所在
・損害保険への加入
詳しくは失敗しない遺品整理業者の選び方にまとめています。
見積もりで確認すること(料金の比べ方)
特殊清掃の料金は、業者によって含まれる作業がまったく違います。金額だけで比べると、あとから追加料金がかかることがあります。
見積書では、次の作業が分けて書かれているかを確認してください。
- 特殊清掃(体液などの汚れの除去)
- 消臭・除菌(オゾン脱臭機などの使用日数)
- 害虫の駆除
- 汚染された床材・畳・寝具などの撤去と処分
- 遺品整理(残す物の仕分け、不要な物の処分)
- 原状回復(床や壁の張り替えなどの内装工事)
あわせて、次の点も確かめます。
- 現地を見てから見積もるか:電話やメールだけで金額を確定する業者には注意します
- 消臭の保証があるか:臭いが残ったときに、追加料金なしで再施工してもらえるか
- 追加料金がかかる条件:床下や壁の中まで汚れていた場合など、どんなときに金額が変わるかを書面でもらいます
- 2〜3社で比べる:同じ作業の範囲で比べると、料金の違いと、どこまでやってもらえるかが見えてきます
- 運搬の方法:神戸市で家庭の不用品を運べるのは、市の許可業者か、許可業者の組合と契約する仕組み(三者契約)を使う業者です(許可の確かめ方)
見積書の読み方は遺品整理の見積もりで確認することにもまとめています。
費用は誰が負担するのか
亡くなった方の部屋の特殊清掃の費用は、ふつうは相続人が負担します。賃貸の場合は、相続人が部屋の明け渡しと原状回復に対応するのが原則で、連帯保証人に請求されることもあります。
- 相続人どうしの分け方や、遺産から払うときの注意は遺品整理の費用は誰が払う?
- 賃貸の退去と相続放棄の関係は賃貸の遺品整理と相続放棄の注意点
大家・管理会社の方で、孤独死に備える保険に入っている場合は、補償の対象になるかを保険会社に確認してください。
まとめ
1. 警察の許可が出るまで室内に入らない
2. 賃貸なら管理会社へ早めに連絡
3. 費用は1Kで10万円〜。発見までの日数が最も影響する
4. 自力での対応はしない(健康リスクと二度手間)
5. 相続放棄を検討中なら、支払い前に専門家へ